【この記事でわかること】
「何日も出ない」「スッキリしない」「お腹が張る」こうした症状に悩む人はとても多く、日本では成人の約10〜15%が慢性的な便秘を抱えていると言われています。
しかし、
なぜ便秘になるのか?
腸の中で何が起きているのか?
を正しく理解している人は意外と少ないのが現実です。
この記事では、便秘の仕組み・主な原因・なりやすい人の特徴を、専門用語を使わずにやさしく解説します。
そもそも便秘とはどんな状態?
便秘とは簡単に言うと、腸の中に便が長くとどまり、スムーズに排出されない状態とのこと。
医学的には、
・排便回数が少ない。
・出ても硬くて出にくい。
・残便感がある。
こうした状態が続くことを便秘と考えられています。ただし、「毎日出ない=便秘」とは限りません。
分かりづらいですが、重要なのは「スッキリ出ているか」で、毎日お通じがあっても苦しければ便秘の可能性があります!!
また日本消化管学会の慢性便秘症の診療ガイドライン2023【1】に記載されているので、詳しく知りたい方はどうぞ!
腸の中で起きている“便秘の仕組み”
私たちの腸は食べ物を送り出すために、ぜん動運動(波のような動き)をしています。この動きが弱くなると、
・便が腸内に長くとどまる。
・水分が吸収されすぎる。
・便が硬くなる。
という流れで便秘がおこります。
つまり便秘の正体は、「腸の動きの低下+便の水分不足」が大きいといえます。
便秘の主な原因はこの3つ
1.食生活の影響
特に影響が大きいのが、
・食物繊維不足
・水分不足
現代の食生活は精製食品が多く、腸を動かす材料が不足しがちです。
2.運動不足
体を動かすことで腸も刺激されます。デスクワーク中心の生活では、腸の動きも鈍くなりやすくなります。
3.ストレスや生活リズムの乱れ
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、自律神経と強く関係しています。
・緊張
・睡眠不足
・不規則な生活
これらは便秘を悪化させる大きな要因です。
便秘になりやすい人の特徴
・豆類や野菜をあまり食べない。
・水をあまり飲まない。
・座りっぱなしが多い。
・トイレを我慢する。
・ストレスが多い。
当てはまるほど便秘リスクは高くなります。
便秘は放置していいの?
「出ないだけだから大丈夫」と思いがちですが、便秘が続くと、
・腹痛・お腹の張り
・痔
・腸内環境の悪化
などにつながることが分かっています。さらに近年の研究では、生活習慣や腸の健康との関連も注目されています。
便秘は体からの重要なサインなのです‼
次の記事で詳しく解説します
ここまでで、「便秘の仕組み」「主な原因」が見えてきました。次の記事では、
・水だけをたくさん摂取すれば便秘に効くのか?
を、やさしく解説していきます。
まとめ
・便秘は腸の動き低下と水分不足が原因
・食事・運動・ストレスが大きく影響
・放置せず体のサインとして向き合うことが大切
https://jpn-ga.or.jp/activities
1.日本消化管学会;便通異常症診療ガイドライン2023慢性便秘症
【筆者プロフィール】
臨床工学技士として医療機関に勤務。統計学の知識を活かし、国内外の論文(PubMed)を参照しながら、科学的根拠に基づく健康情報を発信しています。
自身も慢性便秘の改善経験があり、論文だけではなく実体験も加えて、一般の方にもわかりやすく解説することを心がけています。


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