― “考える”のニュアンスをわかりやすく解説 ―
今回は、「考える系」の5つの英単語を解説していきます。海外旅行時や日本で何か聞かれた時、これらを使い分けることができれば会話が続きやすくなり、異国の人たちの考えを聞くことができinterestingな経験ができる機会があることと思います。また座学でまとめて勉強するのも、根気やまとまった時間も必要なので、隙間時間にこの記事を読んで勉強してみてくださいね。
【この記事でわかること】
5つの単語の違いが“根拠の強さ”で理解できること
単語のニュアンスや発音、CEFRレベルを表にて一目で確認できること
例文付きで発音練習をすれば、定着率UP!!
結論;5つの違いは「根拠の強さ」で整理すると一瞬で理解できる
| 単語 | 発音 | CEFR | 根拠の強さ | ニュアンス |
|---|---|---|---|---|
| feel | /fíːl/ | A2 | 弱い(感覚) | なんとなくそう感じる |
| guess | /gés/ | B1 | 弱め(推測) | 多分〜だと思う(自信なし) |
| think | /θíŋk/ | A2 | 普通(一般) | 普通にそう考える(万能) |
| suppose | /səpóʊz/(米) /səpəʊz/(英) | B2 | やや強い(前提つき) | 多分〜だと思うが慎重 |
| consider | /kənsídər/ | B2 | 強い(検討) | 選択肢を比較してよく考える・熟考する |
シンプルに言えば、
feel → guess → think → suppose → consider と覚えればOKです。
(根拠の弱い → → → 強い)
(直観 → → → 理論的)
→ 違いは “根拠の強さ” と “思考の深さ” にあります。
feel|「直感・感覚」でそう思う
ニュアンス
論理より“感覚”が中心
ふわっとした「〜な気がする」
例文
I feel this is not a good idea.
(これは良いアイデアじゃない気がする。)
guess|情報が少ない中での弱い推測
ニュアンス
自信なし
カジュアル
例文
I guess he’s busy today.
(多分、彼は今日は忙しいんじゃないかな。)
think|一般的で最も使われる「考える」
ニュアンス
一番ニュートラル
ビジネスでも日常でも使える万能語
例文
I think it’s true.
(それは正しいと思います。)
suppose|前提つきの「〜だと思う(たぶんね)」
ニュアンス
think より慎重
推測+控えめ
丁寧な印象
例文
I suppose we should start now.
(そろそろ始めるべきだと思います。)
consider|よく検討して「〜を考える」
ニュアンス
根拠あり
複数の選択肢を比較するとき
think より深い思考
例文
I’m considering changing my job.
(転職しようか検討している。)
「考える」の中では一番“深い思考”。
5つの違いのまとめ
feel:直感
guess:弱い推測
think:一般的な考え
suppose:前提つきの控えめな推論
consider:検討・熟考
読めば読むほど、英語の「考える」は日本語より細かいニュアンス差があることがわかります。
この5つの単語は根拠の強さで並べて理解すると、英会話だけでなく英文読解(論文含む)にも応用できます。
【筆者プロフィール】
臨床工学技士として医療機関に勤務。英語論文を読む際には、日常会話とのニュアンスの違いを意識しながら、語彙や表現をていねいに分析しています。
特に “考える系” の単語は、研究文献と日常英会話で使われ方が異なるため、実際に読み比べながら得た気づきをわかりやすく解説するよう心がけています。

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